失敗するケース

尾行・張り込み・撮影など調査で失敗するケースとしていくつかのパターンがあります。
一つは、対象者を尾行中に見失うことで「失尾」とも言います。
人間の行動は簡単には予測できないもので予想外の動きをされたり、それ以外にも尾行中にはさまざまな想定外の出来事が起こります。
尾行の経験を積んでベテランになることで対応力がつき、失尾の確率を小さくできるものですが、尾行中の移動は徒歩以外にも車やバイク・自転車、電車やバス、タクシーなど多様ですので、ベテラン探偵になっても失尾する時はしてしまうものです。
次に「見逃し」です。これは張り込み中に対象者が移動したのを見逃してしまうパターンと、初めて対象者を見るときに対象者本人を確認できなかったパターンがあります。
これらも経験を積むことで見逃しの確率を小さくすることが可能なのですが、張り込みは長時間になって集中力を失うと見逃しやすいのと、写真から特定するのが難しい対象者のケースもあり、ベテラン探偵になっても失敗するときは失敗します。
そして、最悪の失敗のケースは、対象者に調査が「発覚」してしまうことです。これには、尾行・張り込みが発覚するケースと撮影が発覚するケースがあります。
決してして良いわけではありませんが、失尾・見逃しの場合はまだやり直しの調査が可能でも、発覚してしまうと尾行を警戒されて調査の継続はほぼできなくなってしまいます。
警察を呼ばれたり、対象者・依頼者双方とのトラブルに発展しかねませんので、最も避けるべき失敗です。
特に新人探偵の場合に、常に尾行の距離を詰めすぎてしまってバレてしまうという失敗をよくします。
また、張り込み中に対象者本人ではなく周辺住民に怪しまれたり、カメラを堂々と出し過ぎて撮影し、周りの人に人や店内を撮っているのを注意されてしまうという失敗ケースもあります。
警察に通報されてしまう場合もありますが、まだ対象者に発覚していないだけマシではあると言えます。
一応、業界では「バレるより見失え」という考え方が一般的にあります。
失尾・見逃し・発覚・通報を避けるためには尾行距離を調整したり、長時間同じ位置で張り込まないようにするなどの臨機応変な対応や、目立たない撮影方法を身につけることなどが必要になるわけですが、経験不足の新人はそういったことに慣れていないために痛い目をみてしまうことが多いのです。

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